神秘的で魅惑的な花 ロータス
タイやインドなどのイメージが強い「蓮(はす)」の花は、実はロータスの精油が抽出できるんです。
日本でも庭園や池では開花シーズンになると蓮の池を見に行かれる方もいらっしゅるのではないでしょうか。
しかし、あまり精油としての利用は聞いたことがない人もいるかもしれませんね。
今回は、ロータスについてご紹介したいと思います。
ロータスという植物について
「ロータス」という名前は英語名で、
日本では「蓮(はす)」と呼ばれています。
学名はNelumbo nuciferaです。
ロータスは、インドが原産のハス科ハス属の多年性水上植物です。
※科名:スイレン科で分類される場合もあるようですが、いずれも精油として利用されています。
池などの水底の土に塊茎を作り、茎は1m程伸び、
そこから水上に白やピンクや黄色い美しい花や大きな葉を咲かせる植物です。
塊茎は「蓮根(レンコン)」と呼ばれ、野菜としても食されます。
日本では茨城県で多く栽培されており有名です。
中国では、すりつぶして取ったでん粉を葛と同様に、砂糖と共に熱湯で溶いて飲み物とする場合もあるそうです。
「蓮(ハス)」と「睡蓮(スイレン):学名 Nymphaea」は姿が似ていることから混同してしまいがちですが、
厳密に調べると、蓮は水面から伸びて育ち、根っこがレンコン。
睡蓮は水面に浮かんでいて、根っこは一かたまりになっています。
ただし、精油では、英名のLotusは蓮と睡蓮の両方を指し、エジプトのLotusは「スイレン」、インドのLotusは「ハス」を表しているようですので、やはり混乱してしまいますね。
開花時期は7~8月です。
ロータス精油の香りについて
ロータスの精油の抽出部位は、「花」の部分になります。
蓮の花から溶剤抽出法にて精油が抽出されます
抽出された精油は大変に貴重で高価となっています。
魅惑的な花から抽出された精油は、ロータス、ホワイトロータス、ピンクロータス、ブルーロータスなど色で分類され、希少価値が高いため、高級な香水の原料販売されています。
その中でも「ホワイトロータス」と呼ばれる精油はとても貴重な精油で価値が高いものとなっています。
ピンクロータス精油の香りは柔らかくスイートでフローラル調のエキゾチックな香りです。
ブルーロータスの香りはピンクロータスより軽めな香りに感じるといわれています。
ホワイトロータスの香りはフローラルなノート – エキゾチックさと甘いさわやかさが特徴です。
ロータスは仏教ではお釈迦様の教えとも関係が深い花です。
ロータスの洗練された上品な香りが呼吸を深くし、穏やかさを促すことから、瞑想やヨガに使われたりしています。
芳香浴のほかにマッサージや石鹸、入浴剤に利用するといいそうなので、
神秘的な体験に浸ってみたいものですね。
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