甘くスモーキーな土の香りが特徴の ベチバー という植物

ベチバーという植物をご存知ですか?

 
日本では
普段聞き慣れない植物かと思いますが、
このベチバーからもエッセンシャルオイルが
抽出できます。
 
ベチバーという植物とは
いったいどんな植物なのかご紹介したいと思います。
 
【甘くスモーキーな土の香りが特徴のベチバーという植物】
 
ベチバーの香りは、
人によっては好き嫌いが分かりやすい香りで、
よく「カビっぽい土の香り」といわれるように
重みのあるスモーキーな香りがする植物です。
 
ベチバーは
実はインドで何世紀も前から使われており、
インドやジャワなどの暖かい地域が原産の
イネ科ウェティウェリア属の多年草です。
 
ベチバーは
草丈は2~3m程にのび、
たくさんの細い葉がまとまって大きな株の形になるので、
よくススキに似ているともいわれています。
 
葉には香りがほとんどないようですが、
土の中で広く伸びる根には強い芳香があります。
なので、
ベチバーの精油は根っこから抽出します。
 
ベチバーの名前の由来は、
原産であるインドのタミル語で「まさかりで刈る」
という意味をもつ
「Vetiverr」から来ているんだそうです。
 
ベチバーの学名は、Chrysopogon zizanioidesです。
 
別名、クスクスやカスカスガヤともいわれ、
和名であるカスカスガヤとは
インドの名称Khus(クス/カス)によるものだそうで、
「香り高い根」を意味します。
 
インドでは古くから
日よけとして吊り下げるなどして
なじみ深い存在であるといわれています。
 
10~12月ころには
長さ30cm程の円錐状に紫の小花をつけるそうですが、
残念ながら、
日本ではほとんどベチバーの生産がされておらず、
日本で育てたとしても開花はほとんどしないようです。
 
ベチバー精油は、
根茎を水蒸気蒸留法で抽出することにより
精油が採れます。
量は1~1.5%程で、
基本、乾燥した根から抽出されます。
 
実は、
多くの香水に
高級感のあるウッディー系の香りのベースとして
広く使われており、
あのシャネルの有名な香水にも
このベチバーの精油が
ベースノートとして使われている
というのですから驚きです。
 
古代インドでは
儀式に使う薫香として重宝されていたそうで、
インドの伝統医療のアーユルヴェーダでも
治療に取り入れられていました。
 
ジャワやロシアでも
服の虫除けや防虫剤として
使われていたといわれています。
 
日本でも
ベチバーの根には消臭・抗菌・防虫の効果があり、
消臭力は、
活性炭や備長炭より高く、
害虫(蚊・ダニなど)に対しては、
忌避効果を持ち、
大腸菌やブドウ球菌に対しては、
抗菌効果がある
という驚きの結果が出たりもしています。
 
単品では
かび臭い
と称されるベチバーですが、
他の香りと合わせることで
深みを出し、
高級な香水にも使われる存在でもあり、
防虫や消臭・抗菌に優れているというのですから、
このコラムを見た方も
ベチバーへの印象が
ガラッと変わるのではないでしょうか?
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