幻のネパールヒマラヤのシャクナゲ精油の効能
主にヒマラヤ山地に多く生息するツツジ科のシャクナゲ。
(学名:Rhododendron anthopogon D. Don.)
現地では
「スンパティ」と呼ばれているようで、
ネパールのチベット寺院では、
お線香の代わりとしてお祈りの際にも使用されています。
ヒマラヤの標高3000~5000mという
富士山並みに高く厳しい環境で
自生しているシャクナゲは
とてもチカラ強い植物です。
そんなシャクナゲから採れた精油には
様々な自然の効能が期待されていますので、
ご紹介したいと思います。
厳しい環境下でも育つシャクナゲの効能
シャクナゲ精油の主な産地は
ネパール産のオイルとなっており、
日本ではヒマラヤ精油やシャクナゲ精油
として販売されています。
シャクナゲ精油の抽出部位は、葉や花の部分となっています。
水蒸気蒸留法で抽出されます。
抽出されたシャクナゲの主な成分は、α-ピネン、β-ピネン、リモネン、セスキテルペンのδ-カジネンです。
シャクナゲは免疫系に作用するといわれています。
シャクナゲは医学研究もされており、
シャクナゲには、
微量ですが筋肉痛になったときに使用する
湿布でお馴染みのインドメタシンによって
誘導される活性と同じ
抗炎症作用があることが分かりました。
しかしインドメタシンのような効果を得るためには、
シャクナゲの量は40倍必要とのことです。
希少なシャクナゲの精油を集める方が大変そうですよね。
シャクナゲには、
α-ピネン、β-ピネン、リモネンの成分が
抗菌作用に働いているとされ、
大腸菌や細菌、
特にカンジダに対して効果を発揮するといいます。
イタリアでは
実はガンに対しての研究も行われており、
卵巣がんや子宮頸がん、直腸がんなどの検査を対象とし、
がん細胞の成長を低減させた
といった発表もされているようです。
その他には、
肝臓や消化器系をサポートし、
風邪や食欲が落ちたときなどに
刺激を与えてくれるといわれています。
ヒマラヤ民族では
シャクナゲの香りや、
葉や花をお茶にして
熱さましや食欲を刺激させたり、
肝障害を緩和させたりしていたようです。
また、
風邪やのどの痛み、充血、
呼吸器系のトラブルにも使ったり、
髪や肌にもつけたりと
日常的なサポートとしても親しまれていたようです。
高山という厳しい環境下で生きている
シャクナゲには凄い生命力を感じますね。
シャクナゲの香りは、
心を落ち着かせ、
心を開いて精神的なつながりを作ることをサポートする
瞑想やリラックス効果を得るには
最適な香りの一つでもあります。
ヒマラヤの知られざる精油には、
私たちに精神的な癒しと、
身体的にも自然の力でサポートしてくれそうです。
シャクナゲ精油と相性がいい香り
シャクナゲの香りは、
エキゾチックで甘いフローラル調ですが強いハーバル感を持つといいます。
そんなシャクナゲ精油と相性がいい香りはこちら
・フローラル系がお好みなら、ゼラニウム×シャクナゲ
・樹脂系がお好みなら、フランキンセンス×シャクナゲ
・ハーブ系がお好みなら、ペパーミント×シャクナゲ
・柑橘系がお好みなら、スイートオレンジ×シャクナゲ
・樹木系がお好みなら、シダーウッド×シャクナゲ
などがおすすめだそうです。
シャクナゲの精油がさりげなく配合されているのがこちらの石鹸
HANDMADE BAR SOAP ~Cork Tree~
是非、一度お試しください。