レモンの精油に含まれる主な成分は、d-リモネン、β-ピネン、γ-テルピネン、α-ピネン、サビネン、シトラール、ベルガモテンです。
その中でもレモンの精油の大半を占めるのが植物精油を構成している成分のひとつであるリモネンという成分です。
リモネンは柑橘類の皮に多く含まれる芳香成分で、香料や天然由来の溶剤としても利用されています。
強いレモン臭がするのはD-リモネンという成分です。
リモネンの香りには、鎮静作用・緩和作用によるリラックス効果が期待されています。
なのでレモンの精油にはストレスを感じたときや不安を感じたときにそれらを軽減する働きや気分を高めてくれる働きも期待されています。
また、爽やかな香りはデスクワーク時のやる気の低下予防や眠気覚ましや台南時計が乱れているときなど「覚醒」のために取り入れられることがあります。
さらにリモネンは消化吸収促進や胃粘膜保護など消化器系への働きかけに優れているため、リモネンを多く含むレモンの精油は胃腸の働きが良くないと感じたときに活用されることがあります。
個人差もあると思いますがさっぱりした香りがペパーミントと同じように妊娠時のつわりや乗り物酔い対策として役立つ可能性もあります。
また、リモネンは交感神経を活性化させ、血管を広げ、血流の流れを良くします。
あとは風邪予防や呼吸器の不調にも効果が期待されています。
これはリモネンやピネン、テルピネンなどレモンに多く含まれているためレモンの精油には抗菌・抗ウイルス作用が期待されています。
レモンの精油は肌への働きかけにも注目されており、リモネンやγ-テルピネンなど血液やリンパの循環を助ける働きが期待できるため、セルライトの予防や解消のマッサージに用いられています。
また、収れん作用による皮脂分泌抑制効果があり、殺菌・消毒にも役立つ精油として、脂性肌の方やニキビに悩む方にも利用されています。頭皮の脂っぽさが気になる方にも適しているようです。
レモンには抗菌特性やデオドラント効果があることからお部屋を浄化して清々しい状態に保つことが出来ます。
キッチン回りなどのナチュラルなお掃除の道具としても利用されることがあります。
ピネンは松に由来する松脂の主成分で、シトラールの成分は昆虫忌避作用があることからナチュラルな虫除けとしても活用できます。
そんなレモン精油と相性がいい香りはこちら
・柑橘系がお好みなら、グレープフルーツ×レモン(柑橘系全般)
・フローラル系がお好みなら、ネロリ×レモン
・樹木系がお好みなら、サイプレス×レモン
・樹脂系がお好みなら、エレミ×レモン
・スパイス系がお好みなら、カルダモン×レモン
などがおすすめです。
レモンの精油の主成分であるリモネンは、レモンの皮の表面ん位多く含まれているので、皮の香りを嗅ぐだけでも効果を感じることができるかと思います。
気分をフレッシュにしたいときや集中したい時などレモンの精油をルームフレグランスやフレグランスなどで上手に取り入れていきたいですね。