ローズマリーは14世紀のハンガリーの女王エリザベート1世が痛風や麻痺の改善のために処方された「ハンガリーウォーター」の主成分として使用され、若さを取り戻してポーランドの王子にプロポーズされたという逸話があるように、
いつまでも若さを保った化粧水として、「若返りの水」ともいわれています。
その他にも結婚式やコイ占いなどでローズマリーの枝が使用され、数々のロマンチックな逸話が生まれたといわれています。
ローズマリーは、モロッコやスペイン、フランスなど地中海沿岸が原産といわれており、南ヨーロッパを始め、世界中で栽培されています。
多年性の常緑低木で、背丈は80~180㎝程の高さになります。
比較的温暖で乾燥していて水はけのよい場所を好みます。
ローズマリーにはいくつかの品種があり、代表的な形状として
・枝が直立して伸びる立性
・這うように伸びる匍匐性
・中間的な性質の半匍匐性
があります。
学名は、Rosmarinus officinalis。
英語では、「Rosemary」。和名では「マンネンロウ」と呼ばれる、シソ科のハーブです。
抽出部位は、葉の部分で水蒸気蒸留法で精油を抽出します。
花の開花時期は10~5月頃で見ごろは春から夏にかけて白や淡い青、ピンク、薄い紫色などの花を咲かせます。
その香りは樟脳のような強くてツンと刺激的で、澄み渡るような透明感のある香りが特徴的です。
肉料理に使われることが多いハーブでもあります。これは、肉や魚料理の臭みを消してくれる効果があるからです。
そのシャープな香りが脳に刺激を与えるため、眠気を覚まし、記憶力や集中力を高めるといわれています。
ローズマリーはスキンケアやヘアケアなどに使用されるほか、アロマテラピーでもよく使用される精油の一つです。
ハーブティーや化粧水としても利用されますが、ハーブティーは単体では飲みにくいので他のハーブにブレンドして飲むといいでしょう。
HANDMADE BAR SOAP ~Damascus Rose ~