優れた抗菌・殺菌効果をもつといわれているオーストラリアの植物、ティ―ツリーをご存知ですか?
ティ―ツリーはラベンダーと同じようにリラクゼーションと抗菌効果の両方をもつといわれているんです。
まずはティ―ツリーはどんな植物なのか、ご紹介していきたいと思います。
【「天然の殺菌消毒剤」として注目のティ―ツリー】
ティ―ツリーの原産国は、オーストラリアです。
オーストラリアやニュージーランドのような乾燥した温かい風土を好みますが、沼地のような環境でも育つ丈夫な樹木です。
ティ―ツリーは、フトモモ科コバノブラシノキ属 (Melaleuca、メラレウカ) の常緑植物で、7mほどにまで伸び、白やピンクなどの小さな花を咲かせます。
花の開花時期は4~6月頃になり、この葉や茎から精油が採れます。
学名は、Melaleuca alternifoliaといいます。
日本語ではティ―ツリーやティートリーという呼び方をします。
英語でTea treeと書くため、「お茶の木」と思いがちですが、日本のお茶の木とは別の植物になります。
ティ―ツリーにはいくつか品種もあります。
【ティ―ツリーの種類について】
・メディカルティ―ツリー(アルテルニフォリア)
ティ―ツリーのアロマオイルが抽出できる品種です。
初夏に白い綿毛のような花を咲かせます。
花が咲いた様子はスノーインサマーという品種とよく似ています。
樹木の高さは4~6mほどに成長します。
葉は細く先がシャープで、寒さに強いのが特徴のため、鉢植えでも花を咲かせることが出来ます。
・スノーインサマー
白い綿帽子のような花が特徴の品種で、メディカルティーツリーと似ています。
開花が夏頃でまるで白い雪をかぶったように見えるため、スノーインサマーと名づけられました。
鉢植えにして部屋に置くとふわっと甘い香りが部屋に漂う品種の為、そばを通るたびに香りをかぎたくなりそうですね。
葉は長細く、比較的厚さだけでなく寒さにも強い品種のため、日本でも育てやすそうですね。
・コットンキャンディ
こちらは樹木の高さが50cm~1m程とコンパクトなサイズ感が特徴のティ―ツリーです。
柔らかい細い葉で、綿のようにふわふわとした薄いピンク色の花が咲くのが特徴です。
暑さに強く、寒さに弱い品種で、流通が少ない品種になります。
様々な種類がある中で、
エッセンシャルオイルが採れる品種は、アルテルニフォリアというメディカルティ―ツリーになります。
スーッとした清涼感のある香りを楽しむことが出来、
アボリジニの薬にもなっていました。
比較的育てやすく鉢植えでも地植えでも育てられるティ―ツリーを部屋に置いて匂いを楽しんでみたいですね♪